まだ焦げ臭いにおいも…焼けたままの住宅街 続く避難生活 大分市佐賀関火災発生から1か月 被災地の今

2025年12月18日 19:30更新

大分県大分市佐賀関で大規模な火災が発生してから18日で1か月が経ちました。被災地・佐賀関の今を取材しました。

発災から1か月が経ったことについて避難生活が続く人たちは…

◆住宅が全焼した森正徳さん

「この1か月で普通じゃ体験できない人への感謝、ありがたみ、十分いただいた。みなさんが少しずつ次の移動場所が決まって(避難所を)出て行かれているというのが見られるようになった」

◆被災した田中2区 区長宮田哲さん

「起きたことだから前のことを思っても仕方ない。ここを(避難所)出たら寂しくなると思う」

◆TOS田邉智彦アナウンサー

「火災があったエリアの一つ田中地区です。この奥が焼けてしまった場所。 燃えて真っ黒な骨組みだけが残った建物や、奥には黒く焦げた樹木などが見える。火災から1か月が経ったが風向きによってはまだ焦げ臭いにおいがする状況です。田中地区では多くの住人が生活していたが火災でその日常が奪われてしまいました。火災発生後からこのエリアはほぼそのままの状態となっている」

こちらは、田中地区に隣接する神山地区です。

◆TOS田邉智彦アナウンサー

「神山地区では一時避難していた人たちが自宅に戻って日常生活が始まっている。 ただそのすぐそばには火災現場が広がっている」

大分市は、年が明け、1月の中旬から焼けた建物などの公費での解体・撤去を始める予定だということです。

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